テレビの情報番組で紹介されました。

兵庫県・山口県・福岡県・鹿児島県

空き家ガーディアンズ

放送日：2020年7月29日

放送局：TVQ九州放送（テレＱ）

番組名：「ふくサテ！」

特集タイトル：「空き家に価値あり　活用の動き」

※内容は2020年当時のものです。

※画像の一部を加工しています。

福岡県にはおよそ３３万戸の空き家があると言われていますが、一部の放置されている空き家は景観上や防災上の問題となっています。そんな中、空き家を地域の財産として活用しようとする動きを取材しました。

たくさんの食器が収まった棚に液晶テレビ。一見、普通の住宅ですが、ここで生活していた所有者はおよそ６年前に介護施設に入所した為、今は誰も住んでいません。

にもかかわらずキレイに保たれているのは、所有者の子供から依頼を受けたこちらの男性が、月に一度、掃除や点検を続けているからです。

北島「空き家だと分からないようにすれば、いたずらされることもありませんし、そういったものの抑止にもなります。」

北島さんは５年前、空き家を管理する「空き家ガーディアンズ」をスタートさせました。現在、空き家ガーディアンズは福岡県、山口県、広島県の３店舗体制で業務を行っていて、これからも西日本を中心に店舗を増やしていく計画だそうです。

北島「本業は不動産仲介業なのですが、北九州市は地価もどんどん下がり続けていて、なかなか中古住宅が売れない。」

その一方で所有者の子供などからこんな声が上がっていたと言います。
　
北島「自分のふるさとですから、すぐにお金に換えてしまうことに抵抗がある方は多いように思います。」

また最近では高齢の所有者が認知症となり、処分の意思が確認できないケースも増えています。

現在、５０軒ほどの空き家を管理している北島さん。管理料金の１ヶ月あたりの平均はおよそ９，０００円です。

ただ、管理を続けるだけでは空き家問題の最終的な解決策にはならないと言います。

北島「私の仕事というのはワンポイントリリーフみたいなもの。」

北島「その期間の中で心の整理をつけて頂くのも、この仕事の意義の一つだと思っています。」