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まず最初にやっておきたいこと |
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換気が十分ではない室内では、カビが発生する場合があります。 |
月に一度の室内換気だけでは決して十分だとは言えません。 |
特に、ベタ基礎ではなく布基礎の木造住宅や、 |
密閉性が高く室温が上がりやすいコンクリート造(たとえばマンション)の建物は |
十分な注意が必要です。 |
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カビの発生要因には室温と湿度が関係しています。 |
そして湿気を吸収しやすい場所にカビは発生します。 |
マンションの空室で畳にカビが発生するケースをよく見かけますが、 |
コンクリートの壁や天井、木質のフローリングや建具は湿気を吸収しにくい為に、 |
室内空間全ての湿気が畳に集中する為に起こる現象です。 |
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これを防ぐ為には除湿剤を室内全体にまんべんなく置くことが有効です。 |
除湿剤はドラッグストア、ホームセンター等で安価で購入できます。 |
特に梅雨から夏にかけてカビは発生しやすくなりますので、 |
6月、8月、10月、2月の年4回程度、こまめに交換するようにしましょう。 |
各部屋それぞれに置くだけではなく、 |
押し入れやクロゼット内にも設置するようにしましょう。 |
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除湿剤を使用する場合の注意点は、廃棄する時の排水です。 |
除湿剤内の溶液は鉄やステンレスを錆びさせる作用があります。 |
キッチンのシンクでは排水しないこと、 |
またキッチンを使用する場合にはふんだんに水道水を流し続ける等の注意が必要です。 |
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24時間換気システムだから安心?(2020.09追記) |
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2003年以降に建築されている家屋(戸建・マンションとも)には |
24時間換気システムが必ず設置されています。 |
これが付いていれば湿気対策は十分? |
どうやら答えはNOのようです。 |
本来、24時間換気システムはシックハウス対策であり、湿気対策ではありません。 |
ずっと換気をするということは、ずっと外気を吸引するということ。 |
雨の日に外気の吸引を続ければ、当然室内の湿度は上昇します。 |
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24時間換気システムにはいくつかの種類があるのですが、 |
湿気対策に有効だと思われるのが湿度センサー付のタイプ。 |
室内の湿度が設定値に達した時にだけ稼働する換気扇です。 |
対象となる空き家・留守宅に24時間換気システムが付いていたら、 |
まずは湿度センサーが付いているかどうかを確認すること。 |
もし付いていないなら、何らかの湿気対策が必要です。 |
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[築3年の24時間換気システム付の戸建住宅でカビが発生した様子] |
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