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毎月の管理作業 |
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ここからは毎月の空き家の訪問時に行なう作業についての解説です。 |
まず空き家に到着したら、いきなり室内には入らずに屋外から状況の確認を行ないます。 |
いきなり室内に入ると、犯罪者と鉢合わせする可能性があり危険です。 |
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最初に道路に出て、 |
離れた距離から建物、門扉、ブロック塀、庭木等の確認を行ないます。 |
屋根瓦を目視する為には、かなり離れた位置から確認する必要があります。 |
道路側からだと、道路に面する部分は屋根が見えても裏側までは見えません。 |
場合によっては裏側の道路にまわって、裏のお家とお家の間から確認しましょう。 |
空き家に双眼鏡を置いておくと、いざという時に便利です。 |
雨戸や窓が開いている箇所、破損している箇所がないか確認しましょう。 |
門扉やブロック塀に破損している箇所はないか確認しましょう。 |
庭木が道路や隣家側にはみ出していないか、電線等に触れていないか確認しましょう。 |
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門扉を開けて敷地内に入ります。 |
まずは建物を一周して異常がないか確認します。 |
この時には玄関、勝手口の施錠確認は行ないますが、 |
全ての雨戸及びサッシの施錠確認までは不要です。 |
次に庭の様子を確認すれば屋外の確認作業は完了です。 |
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前面道路(U字溝を含む)に落ち葉が溜まっていたり、 |
雑草が生えていたりする場合はそれらを取り除きますが、 |
それらは草刈り等の屋外作業と一緒に行ないます。 |
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前面道路や敷地内に風で飛んできた袋やペットボトルがあれば、 |
それらは全て持ち帰ります。 |
残念なことですが、 |
人はゴミが放置されている場所にゴミを捨てても良心がとがめることはありません。 |
ゴミは新たなゴミを呼び寄せます。 |
また、ゴミの放置という油断が空き家に侵入者を招きやすくします。 |
空き家の管理とは、 |
第三者に空き家をしっかり守っているというアピールでもありますので、 |
たとえ空き家でも居住中のお家とそん色ない状態を維持するように心がけましょう。 |
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このページ以降、「確認」という言葉が数多く出てきます。 |
空き家管理で何を確認しているかというと、前回の訪問時からの「変化」です。 |
「変化」とは劣化や破損だけではなく、第三者が行なった行為も含みます。 |
何か変わっていることを発見したら、十分に注意し、必要に応じて対処します。 |
そのような観点から言えば、 |
空き家の管理は毎回同じ人が行くことが望ましい。 |
違う人が行っても、直近の変化に気付きにくいからです。 |